DX ご提案書(第3回・6/30協議のまとめ)

PROPOSAL FOR TAKEIRI SEISAKUSHO — vol.3

6月30日打ち合わせを受けた
ZohoCRM活用による案件状態可視化ご提案

— 先日お預かりした整理事項(標準機能とカスタム開発の区分け+費用概算)をお届けします。まずは 4か月プロジェクトで「営業商談→製造案件」の業務フローをカンバンで再現し、運用ルールを作り切ったうえで、実際の業務運用開始までを伴走する——ここに集中するご提案です。

提出先株式会社竹入製作所 御中
ご提案株式会社 etika
日付2026年7月
テーマ標準/カスタムの線引き・スモールスタート

01 | 6/30 のご協議を受けて

ZohoCRMの適用範囲と確認事項への回答

前回までの主題「既存ツールとダブらせない(3システムの棲み分け)」にはご賛同いただきました。6/30 は、その前提の上で 案件カンバン・メール連携・タスク管理・データ保持・図面連携・費用/補助金 まで、具体的な機能を一つずつご協議いただきました。本書はそのまとめです。

本書の4つの役割(6/30 でお預かりした整理事項へのご回答)

  • 御社の自作フロー図を“動く盤面”にするご提案の内容と導入メリットを整理(→ 03・04)
  • ご協議いただいた機能を 「標準機能/カスタム開発」で区分け(→ 07)
  • 費用・IT導入補助金・スケジュールの概算を整理(→ 05)
  • 部品明細のCSV一括インポート等、カスタム対象を明確化(→ 07・03)
前提のご共有:6/30 は社長ご不在のもと、現場(営業・バックオフィス・製造)の皆さまと機能を詰めました。本書は 「現場が実際に回せるか」 を主軸に構成し、経営判断(費用対効果)の要点は 05 に集約しています。

02 | 前提の再確認

3システムの役割分担

TECS(原価)・図面システム(図面)はそのまま。Zoho は「今どの案件がどの工程にいるか」という空白だけを担い、CSV/URL で連携します。6/30 では「原価・粗利はTECSでできる」と御社からもご確認いただきました。

Zoho CRM(今回ご提案の範囲)

=引き合い〜見積〜受注〜製造工程の「見える化」ハブ

案件カンバン/取引先カルテ/メール履歴の自動蓄積/タスク・アラート/権限制御/レポート・AI分析

既存・現状維持

TECS(テックス)

原価・仕入・発注・部品表・粗利/原価管理
=そのまま使う

既存・現状維持

図面システム

図面の蓄積・品名/品番のAI抽出
=そのまま使う

03 | ご提案の中心

御社の“自作フロー図”を、案件が実際に流れる「動く盤面」に

6/30 で拝見した、色分けされた工程フロー図。この粒度で整理されている例は初めてで、非常に完成度が高いものでした。ただ課題は 「静止画で、基準になって“動くもの”がない」 こと。ここに Zoho カンバンが噛み合います。

オレンジ=営業 青=社内加工/外注 緑=組立 ピンク=バックオフィス

工程の見える化

自作フロー図の各工程=カンバンのフェーズに対応。静止画が、案件が実際に流れる盤面になる。

負荷の見える化

フェーズにカードが溜まる=そこに負荷が集中。「先行情報が一番軽い」等が一目で分かる。

アラート基準の裏付け

工程ごとの標準リードタイム=滞留アラートの基準日。「同じ3日設定でも8件あればさばけない」を工程別に調整。

6/30 で伺った業務の流れ(認識合わせ):部品の発注・受け入れは営業が担い、製造部は基本「組立」+一部機械加工。出荷待ちの段階で、営業が追加金額・工数オーバー・粗利を集計し、追加見積もり/価格交渉を行う——という流れを前提に設計します。

まずは「4か月プロジェクト」で業務フローの再現・ルール作成から本運用開始までを支援します

今回のプロジェクトのゴールは明快です。営業商談から製造案件までの一連の業務フローを、Zoho のカンバン上で“そのまま再現”し、誰が・いつ・何を入力してどう動かすかの「ルール」を作り切ったうえで、実際の業務としての運用開始まで——ここに4か月を集中投下します。最初の3か月は週次ミーティングで業務フローの把握とCRMへの落とし込みを進め、4か月目は本運用の定着支援に切り替えます。

4か月プロジェクト(今回の対象)

営業商談→製造案件のカンバン業務フロー再現+ルール作成+本運用開始支援

  • 営業商談〜製造案件までの工程をカンバンで再現(御社の自作フロー図を土台に)
  • 各工程の入力・移動ルールを明文化(誰が・いつ・何を入力し、どうステータスを動かすか)
  • 運用手順書(動画+テキスト)の作成+最初の3か月は週次レビューで運用を定着
  • 4か月目は実際の業務として運用開始し、隔週ミーティングで運用状況をチェックしながら支援

まず「これ自体がメリットになりそうか」をご体感いただく段階。この“フロー再現とルール化〜運用開始”までで、十分なオペレーションになります。

ご参考:実際の納品物イメージ(運用手順書サンプル)

プロジェクト期間中に作成する「運用手順書」の完成イメージとして、弊社が別の製造業のお客様向けに作成した手順書を、企業が特定できないよう匿名化したサンプルをご用意しました。業務フロー・ステータス定義・自動化・週次運用まで、どの粒度で作り込むかをご確認いただけます。

営業CRM運用手順書(匿名サンプル)を開く

次回いただきたいもの(4か月プロジェクト設計のため)
  • 自作フロー図の現物(工程定義・色分け・工程ごとの目安日数)
  • 受注2パターン(装置一式/単品部品)それぞれの工程フェーズ定義
  • 図面システムが「部品明細ごとのURL」を出力できるか(→ 理想の自動明細化の分かれ目)
  • 金額を見せる/見せないユーザーの線引き(営業/製造/管理/バックオフィス)

04 | 本ご提案の導入メリット

このカンバンが定着すると、現場と経営に何が起きるか

§03 でご覧いただいた「動く盤面」が定着すると、単なる進捗表示にとどまらず、現場の負担軽減と経営判断のスピードアップの両方に効いてきます。6/30 のご協議内容から、特に効果が見込めるポイントを整理しました。

①「今」がリアルタイムに分かる

案件カンバン+フェーズ別の金額・件数自動集計で、自社トータルの“今動いている金額”が一目で分かるようになります。

②属人化からの脱却

担当者/更新者の自動記録とフィルター検索で、「加藤が休んだ時、加藤の締切近い案件をすぐ絞れる」ような代理対応が可能になります。

③情報の集約(TECS・図面システムはそのまま)

TECS・図面システムは今のまま使いながら、見積・図面URL・商談履歴・メール履歴などの情報を案件・取引先ベースでZoho上に集約できます。3つのシステムを行き来して探す手間がなくなり、「この案件は今どうなっているか」を1画面で把握できます。

④過去案件も追跡できる

企業情報・図面・見積・メモは契約継続中は永続保存。「7〜8年前の案件が今どうだったか」もカルテを開くだけで遡れます(→ 08)。

⑤“抜け漏れ”を仕組みで防ぐ

受注予定日の超過や1ヶ月無アクションを検知する滞留アラートで、ステータスが止まったままの案件を機械的に見つけ、保留へ退避できます。

⑥経営判断のスピードアップ

担当者別の受注傾向・失注率・受注ターム(見積〜受注期間)をレポート化。勘や記憶ではなくデータで商談・人員配置を判断できます。蓄積したデータは将来的にダッシュボードでのビジュアル化やAI分析(Phase 2)への接続にも展開できる拡張の土台になります。

低リスクで始められる設計:導入は4か月・120万円のプロジェクトに絞り、IT導入補助金(通常枠)を使えば実質負担は約94万円に抑えられます(→ 05)。まずはこの土台だけで上記メリットの大半を体感いただき、効果を確認してから音声入力・AI分析等の拡張(Phase 2)をご検討いただけます。

05 | 費用・補助金・スケジュール(6/30 提示ベース)

経営判断の要点をここに集約しました

区分内容概算
初期(構築・伴走)要件定義+実装+運用手順書作成+現場定着支援。過度なカスタムはせず、標準機能を運用手順書とセットで整合させて納品。4か月プロジェクト(35万円×3ヶ月+15万円×1ヶ月)120万円
ライセンス
(Zoho CRM
エンタープライズ)
案件カンバンに必要な CRM 機能のみのプラン(会計・受発注は含まず)。会計・受発注は既存の TECS をそのまま使用するため、機能の重複がありません
※ ご利用になる実ユーザー数分のみのご契約でOK(全従業員分の購入は不要)。
1人あたり
月額 5,660円

年間契約/税別
年額 67,920円/人
(2026年7月改定価格)
Zoho CRM エンタープライズプランとは:営業支援(CRM)に特化したプランです。会計・受発注等を含む統合スイート「Zoho One」ではなく、案件カンバンに必要な CRM 機能のみをご契約いただく形にすることで、TECS とのダブり課金を避けます。Zoho CRM の料金詳細はこちら(公式サイト)

補助金戦略:通常枠 ×「Zoho CRM単体」でご申請します

今回は Zoho CRM 単体(会計・受発注機能を含まない)でご提案するため、会計・受発注・決済機能を要件とするインボイス枠の対象外となります。そのため補助金は 通常枠 でのご申請となります。前回の TECS ご導入も通常枠でしたので、申請の枠組みとしては前回と同じ扱いです。

補助対象:Zoho CRM のライセンス費用(最大2年分)+ 導入・設定の支援費用。

通常枠の主な条件

観点内容
賃上げ要件補助金額が150万円以上の場合は必須。150万円未満は不要
補助率1/2 〜 2/3(賃上げ実施等の条件により変動)
ハードウェア対象外(PC・POS 等は補助対象に含まれません)
対象ツールZoho CRM は対象ITツールとして登録済み(要:最新公募回での確認)
御社にとってのポイント:下記シミュレーションでは補助金額は約94万円150万円を下回るため、賃上げ要件は原則不要 です。6/30 で話題になった「事業部撤廃・人員減で給与ベースが下がる」懸念には抵触しない見込みです(最終的な補助金額は確定見積・採択条件により変動するため、正式申請時に事務局要領で最終確認します)。

補助金利用シミュレーション(コスト負担イメージ)

モデルケース:初期導入支援 120万円/Zoho CRM エンタープライズ 5名分/2年分を補助対象に算入した場合。通常枠の補助率=1/2 で試算(賃上げ要件なしの基本ケース)。

項目金額(税別・概算)
初期導入支援費用(構築・伴走)1,200,000 円
Zoho CRM エンタープライズ ライセンス 2年分
67,920円 × 5名 × 2年(2026年7月改定価格)
679,200 円
補助対象経費 合計約 1,879,200 円
補助金額(通常枠・採択時/補助率1/2)
約188万円 × 1/2
▲ 約 939,600 円
実質のご負担(初期+2年ライセンス)約 940,000 円
補助金が採択されれば、総額 約188万円のうち 半額(約94万円)が補助され、実質のご負担は 約94万円(初期構築+2年分ライセンス込み)というイメージになります。
賃上げ要件を満たす場合は補助率が最大 2/3 まで上がる可能性がありますが、150万円未満のため賃上げなしでも申請できるという前提で試算しています。
3年目以降のランニングは Zoho CRM ライセンス(5名で年 約34万円)が中心です。
※ 実際の金額は、確定見積・入力ユーザー数・採択可否・審査結果により変動します。入力人数が決まり次第、御社専用の試算をお出しします。補助対象範囲・補助率は申請内容・公募回により異なります。

申請前に確認すべき条件

  • 交付決定から12ヶ月:前回(TECS・通常枠)の交付決定日から12ヶ月経過が必須の要件ですが、12ヶ月以上経過していることを確認済みのため問題ありません
  • 効果報告期間中でも申請可:別事業として通常枠に再度申請可能。ただし前回事業の効果報告義務は継続(未報告は返還)
  • 賃上げ要件:補助金額が150万円以上になると必須。今回の試算(約94万円)では該当しない見込みだが、確定見積・入力ユーザー数次第で変動する可能性あり
  • 購入経路:IT支援事業者かつ Zoho 認定パートナーからの購入が要件 → etika は Zoho認定パートナー&IT支援事業者で要件を満たします

※ 出典:デジタル化・AI導入補助金2026 通常枠 公募要領/CARE ARC・補助金ポータル等(2025〜2026時点)。採択率は近年7割→6割程度に厳格化。制度詳細は公募回で変動するため、正式申請時に事務局要領で最終確認します。

社長へのご確認事項(補助金)
  • 今回の申請でも 賃上げ要件が生じないか(試算では150万円未満のため原則不要の見込み)
  • 入力ユーザーの想定人数(ライセンス費・補助対象経費の確定に必要)

4か月プロジェクトのスケジュール(フロー再現+ルール作成〜本運用開始)

  1. 1ヶ月目:ヒアリング・情報の棚卸し+CRM設定開始(35万円・週次ミーティング)

    自作フロー図を土台に、営業商談〜製造案件の工程・ステータスの持ち方/共有したいこと/不健全データの発生タイミング(例:1ヶ月フォローなし)をヒアリングし情報を棚卸し。並行してカンバンのフェーズをCRM上に初期組み上げ

  2. 2ヶ月目:設定の継続+実データ入力での挙動チェック(35万円・週次ミーティング)

    必要に応じて設定の続きを行いながら、1ヶ月目に作った器へ実データを投入し、実際の挙動フローに問題がないかを確認、チューニング。

  3. 3ヶ月目:運用者2名による試験入力・チューニング(35万円・週次ミーティング)

    実際の運用者2名に案件の入力をしていただき、問題の有無をチェックしながら運用ルール・手順書(動画+テキスト)を仕上げる。

  4. 4ヶ月目:本運用開始・定着支援(15万円・隔週ミーティング)

    実際の業務としてZohoを本運用開始。週次から隔週ミーティングに切り替え、運用状況をチェックしながら、小さな運用フローへの落とし込みを継続的に支援。

この4か月で、営業商談→製造案件の業務フローがカンバン上で“動く状態”になり、運用ルールが手順書として残ったうえで、実際の業務としての運用がスタートするのがゴールです。最初の3か月で土台を作り、4か月目で現場に定着させるところまで伴走します。
費用対効果の考え方:「3つのツールを行き来する手間・二重入力・サーバー使い分けの管理コスト」を減らせるか、で測ります。Zoho は重複領域を持たないため、純増の価値(見える化・履歴・共有)だけに課金される設計です。

06 | 進め方

まずは本提案をもって、社内でご検討ください

今回は「4か月プロジェクトで何をするか」「標準/カスタムの区分け」「費用・補助金のコスト負担イメージ」までをお示ししました。一旦この内容をもって、社内・社長様とご検討いただければと思います。前に進めていただけるようでしたら、次回あらためて詳細を詰めます。

  1. 【本書】6/30 でお預かりした整理事項へのご回答

    標準/カスタムの区分け+費用・補助金シミュレーション・スケジュールの概算(=本書)。まずはこの内容でご検討ください。

  2. 【ご検討】社内・社長様への共有とご判断

    本提案の内容と補助金のコスト負担イメージをご覧いただき、進めるかどうかをご検討ください(前回TECS交付決定からの12ヶ月経過は確認済みです)。

  3. 【お進めの場合・次回 約2時間】スコープ確定+正式提案

    自作フロー図 → カンバン設計への落とし込み、4か月プロジェクトのスコープ確定、確定見積・補助金プランのご提示、実際の画面でのデモまで行います。

ご検討にあたっての確認事項(お手すきのときに)
  • 御社:入力ユーザーの想定人数
  • etika:図面システムの部品明細URL出力の確認/使える補助金枠の調査/4か月プロジェクトの設定たたき台

07 | <ご参考>機能の「標準/カスタム」区分け(詳細)

ご協議いただいた機能を「標準/カスタム」で区分けしました

ラベル凡例:標準機能 追加開発なしで可能 / カスタム 御社向けの作り込みで実現。
結論:大半のご要望は「標準機能」で満たせます。カスタムは“要所だけ”です。

A. 標準機能で実現(追加開発なし)

機能内容(6/30 でご確認いただいた点)
案件カンバン先行情報→手配中→組立中… のフェーズを、カードのドラッグ&ドロップでステータス更新
フェーズ別 金額・件数の
自動集計
カードを動かすと、上部に各フェーズの受注想定金額・件数がリアルタイム集計。自社トータルの“今動いている金額”が一目で分かる
装置一式/単品部品の
出し分け
受注2形態をレイアウト(データの型)2種で管理し、ビューで表示分け
1案件=複数部品の
ステータス管理
サブフォーム/関連レコードで部品を案件にぶら下げ、各部品の工程を個別管理
製造現場に金額を非表示ユーザー権限・項目レベルセキュリティで「非表示/閲覧のみ/入力不可」を制御。現状のサーバー分離運用を、権限設定1つに統合
担当者/更新者の記録+
フィルター検索
案件ごとに担当者を登録、編集で更新者を自動記録。担当者/更新者で絞り込み、ビューを保存可(休職時の代理対応がしやすい)
タスク管理・リマインダー案件にタスク(期限・担当)を設定。「見積提出は今週金曜」等をアラート。自分のタスクを横串で管理
メール履歴の自動紐づけ担当者メールアドレスをキーに送受信メールを顧客へ自動蓄積。BCC/CC 追加で取込。転記不要
滞留アラート(基本)受注予定日の超過/最終アクションから1ヶ月無反応 をアラートし、保留へ退避。“死んでいない案件”を健全に保つ
レポート/ダッシュボード担当者別の受注傾向・失注率・受注ターム(見積〜受注期間)をグラフ化
データ保持(明示保存分)企業情報・添付PDF(図面/見積書)・メモ欄テキストは契約継続中は永続保存(→ 08)

B. カスタム開発で実現(御社向けの作り込み・別途見積)

機能内容目安
部品明細CSV
一括インポート
製造案件で「明細取り込む」ボタン→ウィザードでCSV選択→明細を一括反映。項目名が一致すれば列の順序は不問数日〜
メール件名/注文番号での
案件別 自動振り分け
同一担当者が複数案件を並行する際、件名・注文番号のルールで案件ごとに自動振り分け(標準はメアド単位)2〜3日
滞留アラートの
段階色分け
黄→赤の段階表示、工程ごとに基準日(標準リードタイム)を変える要件次第
変更履歴の自動
エクスポート
標準で3年で消える“変更履歴”を、自社サーバー等へ自動バックアップ要件次第
音声:商談録音→
活動履歴
スマホ録音を自動で文字起こし・要約し活動履歴へ保存(etika オリジナル)。車移動中の口頭報告に個別見積
AIエージェント分析蓄積データをAIが分析。最高パフォーマンス営業の特定、模範トーク(Q&A集)との商談比較・評価個別見積
読み方:まずは A(標準機能)だけで、御社の「見える化」の中心はほぼ実現します。B(カスタム)は CSV取込など必要な要所に絞るのが、費用・定着の両面で効果的です。

08 | <ご参考>データはどれくらい残るか

「7〜8年前の案件」も追えます。消えるのは“操作ログ”だけ

「過去の案件が今どうだったか、誰がやったか知りたい」というご要望に対し、保持の仕組みを整理します。

種別保持期間補足
明示的に残したデータ
企業情報・添付PDF(図面/見積書)・メモ欄
永続
契約継続中
ここに図面PDF・見積書を貼れば期限なく残る。過去案件の掘り起こしは「カルテを開く」で解決
変更履歴
項目編集・電話番号更新などの操作ログ
標準3年
で自動消去
3年超は要エクスポート。自動エクスポートはカスタムで対応可
履歴の検索操作ログ自体は検索対象外。入力後のデータに対して担当者/更新者で検索する
つまり「3年」の制約がかかるのは 操作ログだけ。取引先カルテに貼った図面・見積・メモといった実体データは消えません。過去の掘り起こしニーズは、カルテ(取引先ごとの蓄積)で満たせます。

まずは本提案をもって、ご検討ください

4か月プロジェクトで「営業商談→製造案件」の業務フローをカンバンで再現し、運用ルールを作り切ったうえで、実際の業務運用開始までを伴走する——標準機能中心・スモールスタートのご提案です。前に進めていただけるようでしたら、次回、御社の工程フロー図を土台にスコープを確定します。

ご提案:株式会社 etika | Zoho CRM/Google Workspace を土台に、業務設計→データ活用→現場定着まで伴走するCRMコンサルティング

【注記】本書は2026年6月30日のご協議(議事録)に基づく第3回提案のまとめです。機能の「標準/カスタム」区分は現時点の整理であり、御社の運用要件の最終ヒアリング後に確定します。費用・ライセンス(初期120万円=4か月プロジェクト・35万円×3ヶ月+15万円×1ヶ月/Zoho CRM エンタープライズプラン 月額5,660円・税別/2026年7月改定価格)およびIT導入補助金〈通常枠:補助率1/2〜2/3・補助金額150万円以上で賃上げ要件必須〉は概算・一般条件であり、要件確認・補助金の枠/年度・審査状況・過去申請歴により変動します。補助金は「デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)通常枠」を想定し、Zoho CRM の対象ツール登録・機能要件を前提としています。図面システムとの連携(部品明細ごとのURL出力可否)、TECS のエディション等の [要確認] 事項は次回ヒアリングで解消します。